ハーレーダビッドソン エンジン解体ショー

エンジン解体ショーが楽しめるFREEDOM on TOUR

ハーレーの最新から現行モデルがずらりと並んだイベントFREEDOM on TOURが開催されました。
イベントでは二輪免許がなくてもハーレーに乗れる体験会や最新モデルの試乗会などバイク好きには堪らない催し物もありました。
またファンだけでなく、イベントに来場した人でも楽しめるようにアメリカンフードダイナーやハーレーによるパフォーマンスショーなど目白押しです。
中でもハーレーエンジンの解体ショーは、初心者向けとは言え、ヘビーユーザーでもなかなか見ることができない貴重な体験ができ、ファンを驚かせました。

ハーレーのエンジンの特徴

まず誰でも見てわかる通り、エンジンの形がV字型となっています。
現行でハーレーエンジンは、ビックツインなどに搭載されている「ミルウォーキーエイト」、高速回転が特徴の「エボリューション」、2015年に日本に導入されたエントリー型「レボリューションX」の3種類があります。

またV字型の角度は45℃と決まっていますが、理由はエンジンをコンパクトに収めるためです。
角度が拡がったり、エンジンの形を変形させてしまうとハーレーの特徴的なデザインを維持できなくなるのが1つの理由として挙げられます。
この形は100年以上も変わらないハーレーの伝統あるエンジンです。

最後にエンジンを大型させないという同じ理由から、オーバーヘッドバルブというバルブ駆動方式が取られています。
プッシュロッドがシリンダー側に備わっているのは、エンジンの高さを出さないための工夫です。
古い型式ではあるものの、ハーレーの魅力を守るために長年続くエンジンの方式として採用しています。

動画の説明は丁寧でわかりやすい

イベントで実際に説明している方は、ハーレーの設備士を指導する方がしていますが、とてもわかりやすいです。
イベントの雰囲気を味わえるだけでなく、ハーレーの勉強を一からしたい方にもおすすめの動画です。
動画の冒頭部分では、ハーレーのエンジンについてわかりやすく丁寧に説明してくれます。

動画内で面白いのが、ベテランの方は感動しないかもしれませんが、初心者の方が見ればエンジン分解を細かくしてくれるので、部品の意味や能力がわかりやすいことです。
バイクや車のホームページでエンジン部品が単体で出てきてもどこに設置されていて、専門用語が多すぎて能力の意味がわかりにくいと思った人もいるのではないでしょうか。
この動画を見れば、その疑問を解消できる糸口になります。

また謙遜されながら作業されていますが、講習の先生の方の手際の良さに心奪われます。
初心者だけでなく、長年の愛好者でも楽しめる企画だったのではないでしょうか。