夏のツーリングで気をつけている事

走る前にはしっかりと点検

ツーリングに慣れていない方で特に見落としがちなのが、バイクの整備ではないでしょうか。
特に長距離のツーリングの場合はしっかりと車両のメンテナンス、異常個所がないかしっかりと点検をしておくことが肝心とされています。
新しいバイクだから、それほど走っていないから…と、メンテナンスや点検を怠ってしまうと、トラブルになりかねません。
遠方まで来てトラブルになってしまうと、対処がより大変になりますので、必ず出発する前に整備をするという習慣を身につけておきましょう。

また、せっかくの楽しいツーリングが車両トラブルで台無し、仲間にも迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
ドライブチェーンやタイヤ空気圧、クラッチ回り、バッテリーや電気系統、ブレーキ、オイル程度は最低限点検をしておきたいところですね。

薄着は禁物

夏場の暑い時期のツーリングの場合、よくTシャツ1枚で長時間ツーリングをしている方を見かけるが、これは絶対に避けたほうがよいです。
夏場は強い日差しとツーリング中の強い風により、思いのほか皮膚へのダメージが大きく、疲労感も徐々に強くなっていきます。
日焼けといえども、重症化すると発熱したり、身体へのダメージが強くなったりと、危険なものもあります。
長時間のツーリングの場合は、ずっと爽やかにいられるような、あまり疲れの出ない、しっかりとした、肌を露出せずガードした服装で臨むようにしましょう。

マナーのよいツーリングも

車を運転しているときに、ツーリングをしている団体に迷惑したという経験を持った方もいるかもしれませんが、ツーリングをするときはマナーが非常に大切となります。
道路を走る車もバイクも、お互いに気持ちよくドライブを楽しむためにも、交通マナーをしっかりと守りましょう。

また、10名クラスのツーリングの場合は、仲間内での役割分担や事前の計画の共有、どの位置を走りどんな役割をもつのかが大事です。
先頭はリーダーで、後続をミラーで確認しつつ、信号の変化でのスピード調整、道順の確認を怠らないようにします。
最後尾であれば、集団から離れる人が出ないよう気を配る…といったものがマナーとなります。

さらに個人的な気配りとして当然ながらガソリンは満タンで臨み、仲間とのペースを乱さずしっかりと別行動は避けるのも大切なマナーです。

水分はしっかりと補給

ロングツーリングの場合は、前述したとおりしっかりとした計画と服装が大事です。
さらに休憩の取り方も非常に大切になってきます。
これの目安としては1時間~2時間に1度は休憩をはさみ、しっかりとスポーツ飲料やバランス飲料などで水分補給を行い体内の血液濃度を保っておきたいものです。

これを怠ると頭痛や思考力の低下で大きな事故を招きかねません。
しっかりと体温を奪われない服装で、適度な休憩と水分補給をはさみつつ、とくに夏場はこういったところにも気を配りたいところですね。